髪の基礎知識

髪の毛とは?
髪の毛の量

自分の髪の毛が一体どのくらいあるのか知っていますか?
1本1本数えるのは非常に難しいので、数えたことがある人はいないと思いますが、人間の頭には約10万本の髪の毛が生えているといわれています。
ただ、この本数も個人差があるので、10万本以上ある人もいれば、10万本以下の人もいます。
そして、日本人はこの髪の本数の個人差が非常に大きいといわれており、15万本以上ある人もいれば、5万本という極端に少ない人もいます。
15万本と5万本では圧倒的に本数が違うため、同じ本数が抜け落ちたとしても、5万本の方が薄く見えてしまいます。
そのため、単純に生まれつきの髪の本数が少ないほど薄毛になりやすく、多い人ほど薄毛になりづらいといわれているのです。

また、1日に抜ける髪の量はだいたい50本?100本程度だといわれているので、このくらいでおさまっている人は抜け毛を気にする必要はありませんし、髪の量が多い人の場合だと100本より多少超えていても薄毛になることはありません。
しかし、1日に200本とか300本抜け落ちるようなら、抜け毛対策をしないと薄毛になる可能性が高いです。
例えば、朝起きて枕に大量の髪の毛が付いていたり、掃除をしてもすぐにお風呂場の排水溝に髪が落ちている場合は、50本?100本を超えている可能性が高いです。
この状態をそのまま放置すると次第に薄毛が目立つにようになっていくので、注意してください。



髪の毛の成分

髪の毛が一体どのような成分から作られているのか気になったことはありませんか?
髪の毛は、タンパク質のアミノ酸を主成分として作られていますが、アミノ酸と一言でいっても様々な種類に分けることができます。
髪を構成しているアミノ酸は、アラニン・アスパラギン酸・アルギニン・シスチン・グルタミン酸・グリシン・ヒスチヂン・イソロイシン・ロイシン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・プロリン・セリン・スレオニン・トリプトファン・チロジン・バリンといった18種類のアミノ酸で、これらが組み合わさって髪が作られています。

そして、この18種類のアミノ酸の中でも最も重要なのが、シスチンというものです。
シスチンは、太くてコシのある元気な髪を作るのに大切なアミノ酸で、シスチンが少ないと弱々しい髪しか生えてこなくなり、薄毛に繋がります。
そのため、薄毛を予防するためにも、シスチンを積極的に摂取した方が良いのです。
シスチンが多く含まれている食品は、納豆・豆腐・豆乳といった大豆製品をはじめ、サバやサンマといった青魚、牛肉、豚肉、卵などです。
ただし、牛肉や豚肉の脂身の部分には含まれていないので、覚えておきましょう。
この中でもおすすめなのが、大豆イソフラボンという女性ホルモンに似た作用を持つ成分が含まれている大豆製品です。
大豆製品を食べることで、男性ホルモンを抑制し、髪が生えやすい環境を作ることができます。



髪が抜けやすい季節

あまり知られていませんが、毛が抜けやすい季節というのが存在します。
そのため、毛が抜けやすい時期に意識してヘアケアを行なうことによって、薄毛を予防することができます。
1年の中で最も抜け毛が多い時期は、季節の変わり目で、特に夏から秋にかけてが多いといわれています。
夏から秋にかけての時期は、気温の高低差が激しいため、体への負担が大きいです。
その負担が体の機能の低下を生み、ホルモンバランスやヘアサイクルを乱し、抜け毛が多くなります。
また、夏に頭皮に受けた紫外線のダメージや、冷たいものばかりを食べ続けたことによる体への負担が時間差によってやってくるのも、秋に抜け毛が多くなる原因です。
特に紫外線による頭皮へのダメージは大きく、これが原因で薄毛になってしまう場合もあるので、気をつけてください。

そして、秋に次いで髪が抜けやすい時期は春です。
春というのは新生活の季節なので、環境が今までと変わってしまい、ストレスが溜まりやすいです。
また、進学や転勤によって居住地域が変わり、気温の変化や食べ物の変化に慣れることができず、体調不良に陥りやすいです。
こうした理由が重なって、春になった途端に抜け毛が多くなってしまったという人も多いです。



髪は毎日洗わないといけない

髪を毎日洗うのが面倒だという人もいるかもしれませんが、それは薄毛の原因になるので注意してください。
私たちの頭皮からは、外部からの刺激を守ったり、乾燥を防ぐために皮脂が分泌されています。
また、日常生活を何気なく過ごしているだけでも、髪や頭皮にホコリがびっしりと付着しています。
こういった皮脂やホコリをそのままの状態にしておくと、毛穴の中に入り込み、毛穴を詰まらせます。
毛穴が詰まってしまうと抜け毛と原因となる頭皮トラブルを起こし、薄毛のリスクを高めてしまいます。
そして、毛穴の詰まりは薄毛だけではなく、悪臭にも繋がるので、そのまま放置してはいけません。

このように髪を毎日洗わないと頭皮環境に悪影響を与えてしまうので、しっかりと就寝前には洗髪するよにしましょう。
ただし、髪をただ洗えば良いという訳では無く、正しい方法で洗わないと何も意味がありません。
仮に誤った方法で洗髪をしてしまうと頭皮環境を悪化させてしまい、薄毛を引き起こす原因になります。
髪を洗う時は、念入りなすすぎ、優しく指の腹を使って洗う、ということを意識してください。
すすぎが不十分だと毛穴に詰まったシャンプーが抜け毛の原因になりますし、爪を立てて強く洗ってしまうと頭皮を傷つけてしまう恐れがあるので、気をつけてください。



年齢とともに薄くなる理由

年齢を重ねるごとに髪の毛が薄くなっていきますが、これは一体どうしてなのでしょうか?
若い頃は髪にボリュームがありフサフサしていても、40代?50代くらいから一気に髪が薄くなってしまうことがあります。
みなさんの中には、このような思いをしていて、疑問に感じている人もいるでしょう。

年齢とともに髪が薄くなる理由は、単純に体の衰えです。
年齢が高くなれば高くなるほど老化が進み、体の機能がどんどん衰えてきます。
体の機能が衰えてしまうと血流が悪くなり、頭皮に十分な栄養を届けることができず、弱々しい髪しか生えてこなくなります。
また、60歳以上になると細胞の活動が低下してしまい、髪だけではなく体毛も薄くなっていきます。
このように年齢とともに髪が薄くなっていくのは、ごく当たり前のことなので、誰にも止めることはできません。

ただし、規則正しい生活習慣を心がけることによって、加齢による薄毛の進行を遅らせることはできます。
ただ、逆にいうと不規則な生活習慣をすることで、加齢による薄毛の進行を早めてしまう可能性があります。
少しでも加齢による薄毛を遅らせたい場合は、早いうちから生活習慣を見直して、薄毛対策をとるようにしてください。