育毛剤の選び方

症状、目的別に合わせて選ぶ
フケが多い

フケが多いというのは、頭皮環境が悪いということです。
そのままその状態を放置することによって、フケが毛穴を詰まらせたり、雑菌を繁殖させてしまい、抜け毛を引き起こします。
そのため、フケが多くなってきたと感じた場合は、早めに頭皮環境を整えるようにしてください。
そして、フケには乾燥している乾性フケとべたべたしている湿性フケの2種類があります。
フケが細かくパラパラしている場合は乾性フケで、頭皮を掻くと塊となって取れるべたべたしたフケが湿性フケです。

乾燥フケの場合は、頭皮の乾燥が原因なので、頭皮に潤いを与えるような育毛剤を使用してください。
そうすることで、頭皮の乾燥を改善し、フケの症状も収まっていくはずです。
また、湿性フケは皮脂の過剰分泌が原因なので、皮脂を抑えるタイプの育毛剤を使用するようにしましょう。
皮脂の分泌さえ抑えることができれば、自然とフケが少なくなるはずです。
そして、イソプロピルメチルフェノール・ヒノキチオール・レゾルシン・オクトピロックスといった成分はフケに効果があるといわれています。

ただ、フケが溜まった頭皮に育毛剤を使用しても本来の効果を得ることができないので、頭皮を清潔な状態にした後に育毛剤を使用してください。



頭皮が痒い

頭皮に痒みを感じた場合は、頭皮が炎症を起こしていたり、かぶれを起こしている可能性が高いです。
痒みと同時にフケも出てくることが多く、そのフケが原因でより一層痒みが酷くなることもあります。
頭皮に痒みをもたらす原因は、血行不良やシャンプーの刺激、洗髪方法です。
頭皮の血行が悪くなると痒みを伴うことがあり、シャンプーの刺激が強すぎると炎症を起こしそれが痒みに繋がります。
また、爪を立てて力強く髪を洗うことで、頭皮を傷つけ、それが痒みのもとになる場合もあります。

頭皮に痒みを感じた場合におすすめの育毛剤は2つあります。
まず、一つ目は血行促進タイプです。
血行促進タイプの育毛剤を使用することで、血管を拡張させ、血流を良くすることができ、痒みを抑えることができます。
二つ目は炎症を鎮静させるタイプです。
頭皮の炎症を改善する育毛剤をすることで、炎症による痒みを解消することができます。
そして、フケによる痒みを抑えたい時はヒノキチオールやレゾルシン、オクトピロックスといった成分が含まれた育毛剤を使用されてください。

頭皮の痒みを抑えるために育毛剤を使用するのも大事ですが、頭皮ケアを心がけるのも大切なことです。
刺激の弱いシャンプーに変えたり、頭皮マッサージをするといった工夫をしてください。



頭皮が赤い

頭皮の赤みをそのまま放置してしまうと抜け毛に繋がる可能性が大きいので早めに対応をしないといけません。
頭皮が赤いというのは炎症を起こしている状態なので、この時に育毛剤を使用してもそれほど高い効果は望めません。
また、刺激の強い育毛剤をこの際に使用してしまうとさらに炎症が悪化してしまい、薄毛を進行させてしまう危険があるので、注意が必要です。

まず、頭皮が赤い場合は、薄毛を改善するというよりも、炎症を治すことを優先させてください。
頭皮の炎症を起こす原因は、シャンプーの影響が大きいので、正しいシャンプー方法を理解することが大切です。
シャンプーを何度も行ってしまうと頭皮が刺激に負けてしまい、炎症を起こしてしまいます。
また、逆にシャンプー不足の場合、頭皮の衛生環境が悪くなり、炎症を起こす可能性があります。

そして、過度なストレスや乱れた食生活も頭皮の赤みを生む原因にもなるので、生活習慣も見直した方が良いでしょう。
原因は人によって違うので一概に何をすれば治るのかはハッキリ言うことはできませんが、シャンプー方法と生活習慣に気をつけることで、ほとんどの場合は改善すると思われます。
頭皮の赤みが治ってきた場合は、すぐに育毛剤を使用して、薄毛予防を行うようにしましょう。



頭皮は臭い

頭皮の臭いが気になる場合は、皮脂の過剰分泌が原因だと思ってください。
本来、皮脂というのは頭皮を外部刺激から守るために必要な存在で、悪影響を及ぼすことはありません。
しかし、あまりにも皮脂の分泌が多くなると臭いの元になるので、注意しないといけません。
皮脂が大量に出てしまうと頭皮が脂でベタベタになり、この皮脂が紫外線に当たることで悪臭を生みます。
通常の皮脂の分泌量であれば、紫外線に当たってもそれほど臭いがしませんが、分泌量が多いと悪臭に変わってしまいます。
そして、皮脂の分泌量が多いということは、頭皮の毛穴を詰まらせ、抜け毛やフケを引き起こす可能性があります。

皮脂の過剰分泌を生む原因は、乱れた食生活、過度なストレス、洗浄力の強いシャンプーの使用などです。
脂っこい食べ物や糖分の多い食べ物は、皮脂の分泌を促す作用があるので、極力控えた方が良いです。
また、過度なストレスを受けるとホルモンバランスが乱れ、皮脂の分泌量が多くなりますし、洗浄力の強いシャンプーも皮脂の過剰分泌を引き起こす原因のひとつです。

こういった場合に有効な育毛剤は、皮脂分泌を抑制するタイプの育毛剤です。
ビタミンB6、カシュウ、イオウ、チオキソロンといった成分が含まれている育毛剤には皮脂の分泌を抑える効果があるので、探してみてください。



抜け毛が多い

「抜け毛が最近多くなってきた・・・」という人は、まずそれが単なる抜け毛なのか脱毛症なのかを判断しないといけません。
どちらにしても、何もせずにいると薄毛になってしまうので、早めに対処された方が良いでしょう。
そして、単なる抜け毛であれば、生活習慣を改善したり、食生活を見直すだけで治ることもありますが、脱毛症の場合はそう簡単に改善しません。
また、脱毛症と一言で言っても、男性型脱毛症(AGA)、脂漏性脱毛症、円形脱毛症、ひこう性脱毛症、びまん性脱毛症、若年性脱毛症、牽引性脱毛症、分娩後脱毛症など色々な種類があります。

この中でも男性に多いのが男性型脱毛症(AGA)で、女性に多いのがびまん性脱毛症です。
男性型脱毛症は、男性ホルモンが増加することによって引き起こされる脱毛症のことで、頭頂部や額の生え際を中心に薄くなっていくという特徴があります。
びまん性脱毛症は、女性ホルモンが低下してしまい、男性ホルモンが優位に立つことで引き起こされる脱毛症のことで、全体的にボリュームが無くなっていきます。

男性型脱毛症やびまん性脱毛症に有効なのは、男性ホルモンを抑制するタイプの育毛剤です。
これを使用することで、5αリダクターゼという男性ホルモンを抑制することによって、脱毛を効果的に防ぐことができます。
また、女性の場合はびまん性脱毛症に効果を発揮する女性専用の育毛剤があるので、そのようなものを使用された方が良いでしょう。



髪が薄い

髪が薄くなったと感じる場合は、すぐにでも育毛剤を使用された方が良いでしょう。
ただ、いい加減に育毛剤を選んでも効果が現われないこともあるので、自分の薄毛の症状を把握した上で、使用するようにしましょう。
例えば、頭頂部や額の生え際、前頭部から薄くなっている場合は男性型脱毛症の可能性が高いので、男性ホルモンを抑制するタイプの育毛剤を使用された方が良いでしょう。
また、皮脂の過剰分泌が原因で薄毛になっている場合は、皮脂分泌を抑える育毛剤が有効ですし、頭皮の乾燥が原因の場合は保湿タイプの育毛剤がおすすめです。
このように育毛剤にはその症状に合ったものがあるので、髪が薄いからといって、適当に育毛剤を使用しても改善しないことがあります。

そして、髪が薄いと実感している場合は、既に薄毛がかなり進行している状態なので、育毛剤だけに頼っても改善しないかもしれません。
育毛剤だけに頼らずに、育毛シャンプーや育毛サプリメントの使用、生活習慣や食生活の見直し、禁煙、禁酒なども行った方が良いでしょう。
特に頭皮環境が悪いと育毛剤の効果が減少してしまうので、まずは育毛シャンプーを使って、頭皮を正常な状態に戻すようにしてください。



頭皮が乾燥している

頭皮の乾燥が悪化してしまうとフケや痒みを引き起こし、薄毛を招く場合があるので、注意してください。
頭皮が乾燥している状態というのは、皮脂の量が不足しているということです。
皮脂が十分に分泌されていなかったり、シャンプーで必要以上の皮脂まで除去してしまうことが主な原因です。
頭皮の皮脂が不十分になってしまうと、色々な頭皮トラブルを引き起こす元になってしまうので、早めに対応しないといけません。
また、頭皮の乾燥は血行不良を引き起こし、髪に栄養を与えることができなくなります。
そうすると抜けやすい弱々しい髪しか生えず、薄毛になってしまうケースもあります。

頭皮の乾燥を防ぐためにおすすめの育毛剤は、血行促進作用のある育毛剤や潤いを与える育毛剤です。
血行を良くすることによって、頭皮の乾燥を予防し、薄毛をケアすることができます。
そして、育毛剤の中には保湿効果が高く、頭皮に潤いを与えられるものがあるので、利用されてください。
基本的にどの育毛剤にも血行促進作用があるので、保湿効果に注目して育毛剤を選ばれた方が良いかもしれません。
アルテア抽出液やアロエ抽出液、オトギリソウエキス、海藻エキスといった成分が含まれている育毛剤は保湿効果があると思ってください。



頭皮にニキビがある

ニキビというと顔や背中、胸にできるイメージがありますが、頭皮にニキビができてしまう場合もあります。
頭皮にニキビができるということは、皮脂が毛穴を詰まらせているということなので、そのままにしておくと抜け毛に繋がります。
頭皮にニキビができる原因は、皮脂の過剰分泌です。
皮脂の過剰分泌は、生活習慣、ストレス、食事など様々なことが原因で引き起こされるため、人によって対処法は異なります。
そのため、まずは規則正しい生活習慣と栄養バランスのとれた食生活を意識した生活を心がけてください。
もし、このような生活をしていても症状が改善しない場合は、シャンプーが原因かもしれません。
市販のシャンプーは洗浄力が強すぎるため、必要な皮脂まで除去してしまいます。
そうすると頭皮は皮脂が足りないと感じ、皮脂を補うためにいつも以上に皮脂を分泌させます。
このようにシャンプーの洗浄力が強すぎると皮脂の過剰分泌を招くので、洗浄力がほど良い育毛シャンプーを使用するようにしましょう。

そして、頭皮にニキビがある場合におすすめなのは、皮脂の分泌を抑制するタイプの育毛剤です。
皮脂の分泌を抑制することによって、脱毛を予防し、正常な髪の成長を促します。
イオウやチオキソロン、ビタミンB6といった成分が含まれた育毛剤は、皮脂の分泌を抑制する働きがあります。



頭皮のべたつき

頭皮がべたべたしていると感じる場合は、皮脂が過剰に分泌している状態なので、抜け毛を引き起こしやすいです。
皮脂が大量に分泌されると本来詰まるはずの毛穴が詰まってしまい、髪の成長を妨げたり、頭皮トラブルを招き薄毛に繋がります。
そのため、薄毛を予防するためにも頭皮のべたつきは早めに治した方が良いです。

頭皮のべたつきの原因は、主にシャンプーと食生活です。
洗浄力が強いシャンプーを使用したり、1日に何度もシャンプーをすることで、皮脂の過剰分泌という頭皮トラブルを起こします。
また、肉や甘いお菓子を過剰に食べてしまうと皮脂の分泌を活発にしてしまい、頭皮がべたべたしてしまいます。
このようなことが原因で頭皮がべたべたになってしまうので、まずは食生活やシャンプーを見直してください。

そして、頭皮のべたつきに有効なのが、皮脂の過剰分泌を抑制する育毛剤や頭皮の血行促進作用がある育毛剤です。
皮脂の過剰分泌を抑制することで皮脂のべたつきを改善することができますし、血行を促進させることで頭皮環境を整えることができます。
もし、頭皮にべたつきを感じた場合は、このような作用がある育毛剤を使用されてください。
皮脂の過剰分泌を抑制する育毛剤にはイオウやチオキソロン、頭皮の血行促進作用がある育毛剤には塩化カルプロニウム、クジンエキス、センブリエキスなどが含まれています。